AED講習会

日時 : 2009年9月12日  PM4:00から
場所 : 特定医療法人 大道会 森之宮病院 2Fウッディホール

 

 

 

去る9月12日(土)16時から森之宮病院2Fウッディホールにて、城東区歯科医師会会員でいらっしゃる 森之宮病院歯科診療部長 旭 吉直先生に、AED(自動体外式除細動器)に関する講習会を開催して頂きました。
この日は土砂降りの雨でした。タクシーで行ったにも関わらず、扉の閉まっている場所で下ろされ、靴下までびしょびしょになってしまった私は少し苛立ちを感じていました。それを忘れさせてくれたのは森之宮病院、歯科診療部のスタッフでした。病院に入るとエレベーターの前で、「こちらです!」と最高の笑顔で迎えて頂き、あまりにもの配慮の良さに感動を覚えました。日頃の積み重ねがそうさせているのでしょう。また、休日返上で頑張ってくださったスタッフのみなさん、有難うございました。
さて、AEDは空港や飛行機内、ホテルなどの公共施設に広く設置され、消火器などと同様に万一の事態が発生した際にはその場に居合わせた人が自由に使えるようになっています。
高齢社会に突入し、心疾患を持った高齢者が一般歯科医院を受診する機会が増えるようになりました。歯科医院においても心臓を原因とするトラブルが発生する確率が以前より高くなっています。
高齢者だけでなく、東京マラソン2009にて、ランナーとして出場していたタレントの松村邦洋が突然倒れ、一時心肺停止(CPA)状態になったのを覚えていますか?伴走していた救護班がAEDを使用するなど対応が早かったため意識はすぐに回復し、命に別状はなかったというのは記憶に新しいです。
また雨にも関わらず、27名もの参加というのは、歯科業界でも救急時の対応に対する関心が高まってきているせいだと思われます。パルスオキシメーター(動脈血酸素飽和度測定器)やAEDなどの機器の導入が奨励されるようになりましたが、まだまだなじみの深いものではありません。
今回の講習会は、いいきっかけになり、良い経験となりました。
話だけでなく、実習は緊急時に何か役立つものになったような気がします。
話の方も緊急時はパニックになっていることが多いので、「電話お願いします。」ではなく 「119番お願いします。」などわかり易く教えて頂きました。
やってみて、触れてみる、だけど忘れるから定期的に実習を受ける。
日本ACLS協会をネットで検索してもらえれば、こういう講習も定期的に受けられます
など、丁寧に教えて頂き大変有意義な一日となりました。
地域とのつながりを深めるためにも、もっと、もっと病院と連携する機会を増やしていきたいと思っております。
旭 吉直先生にはお忙しい中、本当に有難うございました。

城東区歯科医師会
森岡 敦